今、頭痛で悩んでいますか?
- 天気の変わり目や生理のとき、頭痛を感じる
- 学校や職場でつらいことがある
- 頭痛は我慢するものだと思っていた
- 検査を受けたが「異常はない」と言われて、薬を出された
- いつもより頭痛が長く続く
- いつもと違う頭痛がする
- 頭痛薬が効かなくなった
- 週に2日以上、市販や処方された頭痛薬を飲んでいる
(=薬物使用過多による頭痛)この治療は、静岡県西部では当院一択です - 他の頭痛外来(脳外科など)で「肩こり(緊張型)頭痛」と言われた
当院は、静岡県西部にて最も歴史があり、圧倒的に治療経験豊富な、慢性頭痛の診断・治療の専門医院です。
そうなった最初のいきさつは、2005年10月、京都で行われた国際頭痛学会に遡ります。
現在とは違い、当時片頭痛に光が当たることはほとんどなく、日本頭痛学会の会員数はようやく100人を超えたばかりのころ。自分も、「はたして頭痛学会なんて面白いのかな?」と躊躇する点もありました。しかし、まだ開院したばかりで、医院の方向性を明確には決めかねていたこともあり、思い切って学会に入会し、学術集会に参加したのが正解でした。国際学会だったので、参加費が5万円超と高額で、若干迷う気持ちがあったわけです。
ところが、坂井先生や五十嵐先生など、学会役員の講演を聴講するにつれ、その熱意を感じ、「脳神経内科医が片頭痛の診断治療に向き合わない限り、日本の頭痛診療は遅れたままだ」と、思うに至りました。そして、浜松に戻った直後から、頭痛外来を手探りで始めたのです。日本の頭痛診療の黎明期から、ずっと頭痛診療に携わっていますので、広範な頭痛の悩みにお答えする経験と知識を身に着けることができました。お手軽なオンライン頭痛外来とは、歴史も志も異なります。
したがって、あなたの頭痛を、今までよりもより正確に診断することによって(特に肩こり頭痛といわれている場合)、あなたの頭痛を軽くし、回数を減らし、日常生活に幸せをもたらすことが、当院を受診して得られる、達成可能な目標です。
(付記1)
片頭痛は、2021年4月から、痛み止めを飲む疾患ではなく、
予防する時代に変わり
ました
頭痛治療V3.0と言うべき、CGRP関連製剤の使用について
2021年、片頭痛「予防」の注射薬、すなわちCGRP関連製剤が三種(エムガルティ、アジョビ、アイモビーグ)、上梓され、頭痛治療の質が劇的に向上しました。9割の方に効果が認められる、きわめて打率の高いお薬ですが、1日換算で400円弱かかる点に考慮を要します。しかし、半年から1年間、毎月注射を続けると、その後一定期間は注射なしでも頭痛の回数、程度が減ったまま維持でき、結果的には精神面のみならず、経済的負担も減る、という試算もあります。また、将来的におこる脳障害を予防できる可能性が示唆されています。 2024年2月までに、当院では85名もの方が使用し、およそ半分の方は劇的に改善し、卒薬するに至りました。今後も卒薬する方が続々と出てきそうです。関心のある方は、診察時、医師にお尋ねください。当然この注射薬はオンライン診療や、経験の浅い頭痛外来では使用できません。※2022年から自己注射も選択できるようになりました。
(付記2)
新たな片頭痛頓服薬 レイボーの使い方が確立してきました
2022年、新たな片頭痛頓服薬、ジタン系製剤(レイボー)が発売されました。従来用いられてきたトリプタン製剤(マクサルト、レルパックス、アマージ、ゾーミッグ、イミグラン)は、飲むタイミングがとても大切なのですが、レイボーは、服薬タイミングをのがし、遅めに服用した時でも効果が充分に期待できる、という点が画期的です。トリプタン製剤が効きにくい時や、朝からの頭痛などで主に使用します。トリプタン製剤では「頭痛の芯」が残る方でも、すっきりと治る可能性もあります。しかし、服用に際し注意点があるお薬です。
土・日・祝も、午前は診察可能。
(計画休診は白鳥内科医院 総合サイトの「診療日時案内」をご覧ください)
しかし、再診の予約患者さんで若干込み合っておりますので、
初診の方は、予約なしでの受診をお願いしています。
その際、ご連絡は不要です。
診察の開始まで、1時間程度は待ち時間があることを考慮に入れ、
時間と気持ちにゆとりをもって、お越しください。
再診で、予約の日に来られなかった方も、同様にお願いいたします。
混乱を避けるため、予約日時の取り直しはご遠慮いただいております。
2020年2月から、1時間当たりの予約患者さんを最大7名、
平均5名に減らしたため、待合室が密になることはありません。
ただし、
- 何時何分から始まった、というような急な頭痛
- 経験のない激しい頭痛
の場合は、当院ではなく、救急車を呼んで大病院を受診しましょう。
それほどの頭痛ではないけれど、
つらい時は、無理なさらずに、状態の良い時にお越しください。
頭痛の診療には時間がかかりますので、つらいときには十分なお話ができかねます。
また、待ち時間にいらいらするようでは、
折角の診察が、もったいないものになりかねません。
あなたと私の幸福のため、ぜひご協力ください。
なぜなら、当院は、日本頭痛学会や論文で学んだことを、自分の診療体験と照らし合わせながら診察する愚直さ以外、なにもない医院だからです。
人を敬う気持ちに欠ける方、待ち時間に理解のない方はお断りいたします。
- 診察の流れ
待合室に入ったら、自動血圧計で血圧を測定します。マイナカードまたは保険証と併せ、基本カードに住所、氏名、電話番号、お薬アレルギーの有無など、必須情報を記載していただきます。(当院はマイナカードで受診できる体制を整えています)
次に、頭痛の性質、いつからか、頻度、付随する症状、今までに受診した病院、検査、治療、お薬は何を月に平均何回くらい服用するか、家族歴、などの記入をお願いします。
頭痛があるとき、あなたの生活にどの程度影響を与えているか(HIT6)、頭痛がない日でも、不安に感じたり
することがないか(MIBS4)、うつの自己チェック(SDS)も同時に行います。
それらができたら、当院オリジナル、慢性頭痛の診断と治療の資料にゆっくり目を通しましょう。
あわせて、頭痛ダイアリーもお渡ししますので、ダイアリーの付け方もご覧ください。
※HIT6、MIBS4、頭痛ダイアリー、国際頭痛分類は、「四種の神器」というべき必須のアイテム。これらを駆使するドクターが、真の頭痛マイスターなのです。一部の頭痛外来では、国際頭痛分類を用いた診断を行わないため、残念なことに、片頭痛を緊張型(肩こり)頭痛と誤診してしまうのです。
それらが済むのに、1時間程度はかかりますので、そのうちあなたが診察室に入る番になるでしょう。
初回の診察に要する時間は、人によって異なるものの、おおよそ30分前後と考えてください。
したがって、待ち時間、会計と合わせると、2時間くらいになります。
ただし、初診の方が集中する日は、待ち時間が長引きます。
例えばあなたが「肩こりから頭痛が始まるんです」と言ったとします。
すると、多くのお医者さんは『片頭痛』を『緊張型頭痛』と勘違いしてしまう事をご存知ですか?
これが当院の設立理念です。新たに開業なさる先生方の理念でよく見かけるのは、「地域医療に貢献し」の文言ですが、当院では、「幸福のために」です。どこに違いがあるのでしょうか?