第113号
院長の甥 豪&淳 東京だより
大学二年 豪
【もう二十歳】
11月初旬、二十歳の誕生日を迎えた。生まれて二十年!まだまだ大人になった気はしないが、選挙の投票権はあるんだな〜としみじみ。
【前夜にお祝い】
当日は僕が忙しいので、皆が揃う前夜、母が久しぶりにケーキを焼いた。
「今年は苺が遅いみたい、酸っぱいかも…」と言いながら、作っている。父は「クリスマスだって前夜祝うんだから、イイんだ」と。
ローソクを灯して、「Happy♪Birthday♪」と歌ってくれて、シャンパンをポ〜ン!と威勢よく開けた。ドボドボッと泡が垂れまくった。
「淳、お前は呑めないぞ」
と言ったら、母が
「ごめん、実はザクロとベリーの炭酸ジュースだよ」
と申し訳なさそうに言ったので、みんな気が抜けて苦笑い。

【オペラ座の怪人】
電通四季劇場【海】は、12月1日に10周年を迎えた。父の会社の一階にあり、記念公演に社内抽選で当たって、家族で観劇した。
劇場に入ると、劇団四季らしい華やかな舞台美術や、豪華な衣装・シャンデリアに、目を奪われる。八列目の中央ブロックで、役者達の表情までよく見える!
「The PHANTOM of the OPERA」のテーマ曲は、中学時代合唱コンでの先輩達の迫力ある歌声が印象深いが、オケで聴くとちょっと違う気がする。
一幕の終わり頃、劇場の天使の大飾りが少し下がったと思っていたら怪人が乗ってどんどん近づくは、上から舟型シャンデリアが揺れながら頭上を通り過ぎるは、、、大仕掛けが炸裂!
二幕開け、大階段でのマスカレードは見応えがあった。子爵と怪人の闘いは、本火を使った火花が散った。クリスチーヌを連れてオペラ座下の水路をゴンドラが進む時は、キャンドルが水面に映るように見え美しい。
幕切れが呆気なくて、父は「終わり?」と独り言。十周年挨拶やカーテンコールも五回位あって、手が痛くなるほど拍手した。

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